こんばんは。代表取締役の増田稿平です。
京都のクリエーター集団『WA-Qu』が世界にその実力を強烈に印象づけたのは、
間違いなく、Fuori Salone 2005で発表した『ガラスの茶室』 空庵 でしょう。
千利休が独自の様式で完成させた国宝「待庵」をはじめ、大徳寺龍光院「密庵」、不審庵、今日庵の表裏など、京都には、国宝・重要文化財の茶室が沢山存在します。まさに、茶の文化、茶室の世界を創造したのは京都と言って過言ではないと思います。
東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドの前社長福島祥郎さんが、講演会でこんなことを言っておりました。
「ディズニーランドは、日本の茶室のロジックと同じである。」
約60センチ四方の小さなにじり口を入るとそこは別世界。地位や身分は関係なく、すべて平等の世界。戸を閉めれば外界とは完全に遮断された純粋空間。窯、掛け軸、茶花といった美の空間。完璧に作り上げられた作法。
確かに、東京ディズニーランドの入口は一箇所しかなく、それを越えるとそこは別世界。すべてのゲストはVIPのディズニー哲学。ビジュアルイントルージョンと呼ばれる外界の建築物が見えないパーク構造。テーマに沿った様々な美しい空間。そして完璧に作り上げられたマニュアル。
この親和性が、世界中のディズニーランドの中で、一番東京が成功したと言われている由縁なのかもしれません。
Disney+WA-Qu in Ginza Tokyo 2009
『ディズニーの魔法、京都の技法。 奇跡の競演』
本当は、奇跡なんかじゃなく、必然だったのかもしれません。